糖尿病内科

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糖尿病とは

インスリンの低下で、血中のブドウ糖が慢性的に多くなる病気です

糖尿病は、すい臓のインスリンを調整する機能が弱まったり、失われたりすることで血液中のブドウ糖の量が慢性的に多くなる病気です。
糖尿病には、何らかの理由でインスリンが全く分泌されなくなるⅠ型と、分泌量が少なくなるⅡ型があります。国内の患者さんの9割以上がⅡ型であると言われています。
Ⅱ型は遺伝的な要因に加え、カロリーの過剰摂取などにより発症します。

糖尿病の検査

結果がその日にわかる検査機器を導入しています

糖尿病は自覚症状がないことが多いため、血液検査を行って発症しているかどうかを調べる必要があります。
当院では、糖尿病の診断に重要な血糖値とHbA1c、尿検査の3項目の結果が受診した当日にわかるHbA1c測定器を使用しています。この機器を導入しているクリニックはそれほど多くはなく、通常は検査を外注していますが、当院では患者さんの状態を即日に把握し、スピーディーに治療へと反映させることができます。

グレーゾーンの場合は、ブドウ糖負荷試験で最終的に診断します

また、血液検査の結果で糖尿病の疑いがあるものの、確実に断定できない場合は、ブドウ糖負荷試験を行って最終的に判断します。これは、採血をして空腹時の血糖値を把握した後、一定量のブドウ糖水溶液を飲み、血糖値の推移を調べるものです。

糖尿病の治療

糖尿病の治療では「食事」「運動」「投薬」の3つが大切です。くわしくは「専門医による管理指導」をご覧ください。

インスリン治療を積極的に行っています

当院での糖尿病治療の特徴は、インスリン治療を積極的に行っていることです。インスリン治療とは、インスリンを注射して体内に取り込み、血糖のコントロールを図るものです。
治療の対象になるのは、インスリンが全く分泌されなくなったⅠ型の患者さんと、長期に渡る治療などで薬の効果が悪くなったⅡ型の患者さんです。

入院をせずに、日頃の生活を維持しながら治療を継続できます

病院によっては外来で治療ができるところもありますが、中には体制が整っておらず、入院を促されることもあります。日頃の生活を維持しながら治療を継続されたい方は、当院での外来治療が向いていると言えるでしょう。

「インスリン治療は一度始めると一生涯継続しなければならない」そう思われている方も多いのですが、決してそうではありません。早い段階で導入して状態が改善すれば、途中で止めることも可能です。
注射の回数は1日1回から始め、徐々に増やしていくため、無理なく治療に取り組めます。当院では治療の方法について事前にじっくりとご説明していますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

 

糖尿病Q&A

Q

糖尿病にはどのような症状がありますか?

A

のどの渇きや体のだるさ、手足のしびれ、体重減少などが挙げられますが、自覚症状がないまま進行するケースも多くあります。そのため、自覚症状がなくても、健康診断で高血糖や尿糖を指摘された方は、早めに糖尿病の専門医にご相談されることをお勧めします。

Q

太っていなければ、糖尿病の心配はないのでしょうか?

A

日本人は欧米人とは異なり、やせていても糖尿病の方が多くいらっしゃいます。40歳を過ぎると糖尿病の発症率が急激に高まりますので、注意が必要です。ご両親やご兄弟に糖尿病の方がいたり、妊娠中に尿糖を指摘されたりした方も発症リスクが高まります。

Q

糖尿病の場合、食事ではどのようなことに注意が必要ですか?

A

血糖を増やす炭水化物をなるべく減らしましょう。炭水化物が含まれる食材の中でも、白米やパン、うどんなどの白い糖質よりも、玄米ご飯やライ麦パンのように食物繊維が豊富に含まれるものがお勧めです。また、脂質を摂取しすぎるとコレステロール値が高くなり動脈硬化を招く恐れがあるので、注意しましょう。

Q

どのような検査を行うと、糖尿病かどうかがわかるのでしょうか?

A

血液検査と尿検査を行うことで、糖尿病かどうかを調べることができます。血液検査では血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が特に重要です。当クリニックではHbA1cをすぐに測定できる機器を導入しており、約2分半で結果を知ることができます。尿検査では特にたんぱく尿の有無が重要で、腎症の進行具合を推測することができます。

Q

糖尿病の合併症にはどのような病気がありますか?

A

代表的な合併症には神経障害、網膜症、腎症があります。これらは糖尿病特有の合併症で、3大合併症と呼ばれています。他にも脳血管障害や心筋梗塞、狭心症などがあります。

Q

合併症を防ぐ手立てはあるのでしょうか?

A

合併症が現れるかどうかは、血糖コントロールの状況や発症後の期間などによって大きく左右されます。個人差が大きいので一概には言えないのですが、一般的には良好な血糖コントロール(HbA1c7%未満)を保つことが、合併症を防ぐ上で重要だと考えられています。

専門医による管理指導

無理なく継続できる治療を心がけています

院長は日本糖尿病学会が認定する専門医の資格を保有しています。今までに数多くの糖尿病の患者さんを診療してきた経験を活かし、「無理なく継続できる治療」をテーマにして診療を行っています。

糖尿病の治療は患者さんの自主性が大切です。改善できるポイントをまずは一つお伝えして、それをクリアできたときには患者さんの努力を一緒に喜び、次の課題に取り組んでいただくといった、患者さんと一緒に取り組む治療を心がけています。
糖尿病治療において大切な「食事」「運動」「投薬」のポイントについては、下記をご参照ください。

食事

炭水化物の摂取量を調整することから始めます

現在の患者さんの食事、間食、飲み物などをお聞きして問題点を抽出し、改善点をお伝えしています。食事を毎日細かく制限していくことは、ともすると患者さんの日々の生活の楽しみを奪い、継続した治療を難しくする要因にもなるため、なるべく取り組みやすいメニューをお伝えしています。具体的には、ご飯やパンなど糖質を含む炭水化物の摂取量を調整することから始めます。
また、間食が多い方には、おやつそれぞれの糖質量とカロリーが記載されたパンフレットをお渡しして、おやつを上手に食べるコツを学んでいただきます。

運動

駅の階段の昇り降りなど、取り組みやすいことから始めましょう

運動についても、患者さんの日頃の生活をお聞きした上で取り組みやすいことをお伝えします。普段、あまり運動をしない人がいきなり、ジムでハードな運動をするのは難しいでしょう。その場合には、駅でエスカレーターを使わずに階段を昇り降りする、買い物に行くのに自転車を使わずに歩くようにするといったことをアドバイスしています。
そうした工夫に加えて、週に1日は普段より20~30分長めに歩くようにすることも大切です。

投薬

治療の基本は食事と運動で血糖をコントロールすることですが、血糖値が非常に高く、薬を服用しなければ改善が難しい場合もあります。当院では患者さんの状態に合わせて、適切な投薬指導を行っています。